たなかクリニック

花粉症

花粉症は特定の植物の花粉に対して免疫系が過剰反応を起こすことによって引き起こされるアレルギー疾患で、主に春や秋に花粉が飛散する時期に症状が現れます。軽度の症状であれば、市販の薬や鼻スプレーでも効果はありますが、重度の場合は病院での治療が推奨されます。

日本にある森林の18パーセント、国土の12パーセントをスギが占めているため、国内における花粉症の約7割はスギ花粉症だとされています。また、関西地方ではヒノキの数も多いため、スギだけでなくヒノキにも注意が必要です。

花粉症の治療は基本的にアレルギー性鼻炎と同様であり、同じく薬物療法とアレルゲン免疫療法、手術療法の３種類によって治療されます。また、目の症状には抗ヒスタミン薬の点眼薬等が用いられます。重症の際は点眼ステロイド薬を用いる場合もありますが、眼科専門医による定期的な検査が必要です。